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フィンドホーン日記(その1)


◎フィンドホーン滞在日記(2002年2月14日~3月2日)

2002年の2月に約2週間、スコットランドのスピリチュアルコミュニティ
である「フィンドホーン」に行ってきました。

【フィンドホーンとは】

フィンドホーンとはスコットランドの北の端にあるスピリチュアルなコミュニティ。

1962年アイリーン&ピーター・キャディ夫妻と3人の子どもたち、そして
友人のドロシー・マクリーンとが勤めていたホテルをクビになったため、フィン
ドホーン湾に面した荒地にトレーラーハウスを置いて住み始めたのが最初。

生活のためにその荒地を開墾し野菜を作り始めたところ、そんな砂地では出来る
はずのない立派な野菜が採れ、中には巨大なキャベツやカボチャが採れたこと
から評判になり、地質学者などが調べに来る。

調査の結果肥料が良質とだけでは説明がつかず、そこには明らかに目に見えない
愛のエネルギーが介在しているとしか思えないという報告が発表される。

そしてそのエネルギーに触れたいと世界中から人々が集まるようになり、今では
年間15,000人以上の人が訪れ、常時400人くらいが住み、国連からも
NGOとして認証される共同体となった。

そういうわけで日記開始~。


●2002年2月14日

朝11時の飛行機でに成田空港を出発。

アムステルダム経由でアバディーン空港に行ってそこからバスで2時間かけて
フィンドホーンに着いた。

飛行機に乗っていたのは13時間ぐらいで、待ち時間とか合わせると移動で
20時間ぐらいかかったと思う。遠かった。

でも時差があるから着いたのはその日の夜の9時ぐらい。

たんだん時間が戻ってく感じで、これまた不思議な感じ。

このツアーは「Experience Week」という約一週間の体験週間のプログラム。

【Experience Week (体験週間)とは】

「初めてフィンドホーンを訪れる人のための一週間の体験プログラム。各国の人
が共通語を英語として半日は各施設の見学や、セイクレッド ダンス、ゲーム、
シェアリング(分かち合い)、ゲストスピーカーの講義、近くの森への散策、
畑仕事など日替わりで違うことをし、半日はキッチン や花壇、畑、掃除や
メンテナンスなどの部署に分かれてラブ・イン・アクションと呼ばれる作業に
従事する。」


今回の参加者は18人で30代が一番多くて上は60代まで。けっこう今回は
平均年齢が高いと主催者は言っていた。普通は20代が3分の1ぐらい占める
らしいから。

ちなみに主催したのは北軽井沢でカフェフルールというカフェをしている
広瀬尚子さん。もう60歳を超えてるけど元気でとても素敵な女性です。

泊るところはフィンドホーンにあるクルーニーと呼ばれる大きいホテル(を改造
したところ)で、この中にコミュニティで暮らすたぶん200人ぐらいの人が
住んでいるらしい。

それぞれがキッチンで働いたりガーデンで働いたりしながら生活していて。
「働く」という表現は適切じゃないかもしれないけど。

あとはその近くに家を借りたりキャラバンで生活している人もいて、この
コミュニティには現在は全体で400人ぐらいが住んでいると言っていた。

ちなみにフィンドホーンとは約40年前にアイリーンとピーターという夫婦が
住むようになってから、世界中から多くの人が集まってきてフィンドホーン
共同体という形に発展した場所で、スピリチュアルなコミュニティとして
とても有名なところ。

地名の由来は昔ユニコーンがいたらしくてそれを見つけるという意味で
「FIND」と「HORN」がつながってフィンドホーンになったらしいけど。

夜にクルーニーに着いてまずロビーというかレセプションルームに案内された
んだけど、ここの雰囲気がすごいよかった。

クルーニーで生活してるいろんな国の人がくつろいでいて、思い思いに話して
たり、本を読んでたり、あるとこではギターを弾いてたりしてすごいまったり
というかスローな安らかな時間が流れていた。

そういうわけで一日目は部屋割りをして部屋に案内されて寝ることに。

どの部屋に行くかも当日まで決まってなくて、フィンドホーン側がその日の
直感なのかよくわからないけど、エネルギーの状態をみて決めるらしい。

僕の部屋は3人部屋で合い部屋にはJINさん(本名は大森仁)といって、
長野の女神山ライフセンターというところでいろんなセミナーをしたりしてい
る(本人はセラピスト)方がいて、いろいろ話したけど、なんでも知ってるし、
「ほんと、すごいなあ、この人」って感じ。

たぶんいままで会ったすごい人の上位にはいるかも。

しかも聞くと、夏にハワイ島でお世話になったDLコミュニケーションの
野崎ユリカさんが10年ぐらい前に会社をやめてサンフランシスコかなんかに、
3ヶ月間「気づきのセミナー」みたいのを受けた話をよくしていたけど、
JINさんも同じ参加者だったらしい。

ユリカさんのこともかなり知っていて、あのときはたしかに大変だったと言って
いた。

言葉も喋れないのに全部自分達でやらなくちゃならなくて、しかも共同生活で
いろいろごたごたもあって。

ちなみに女神山はカリフォルニアにエサレンというフィンドホーンに似た素敵
なコミュニティががあるらしいんだけど、そこを目指しているそうだ。って
聞くとエサレンにも行ってみたくなっちゃうよねー。

あとそれぞれのベッドには「ブレッシングカード」といってメッセージが書い
てあるカードが置いてあって(もちろんそれぞれが違う)、僕のベッドには
「stabilitiy(安定、着実)」というカードだった。

うーーん。。。あんまり好きな言葉じゃないなあ(笑)

「冒険」とか「自由」って言葉が好きなんだけど。

ということで初日は無事終了。(つづく)


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